今回は「ヒートショック」についてお話します。
熱いお風呂などに急に入ると、
体が急激な温度変化を感知して、
血圧が急に変動したりします。
これを
「ヒートショック」
といいます。
お風呂に入る時などは、
脱衣所から浴室に移動したり、
浴槽から出て体を洗ったりして、
さまざまな外部環境の温度差に体がさらされます。
人間の血圧は、環境の温度で変動します。
体の外側の温度によって、血圧も変わってきます。
お風呂に入る際の急激な血圧変動により、
高齢者や血圧の高い人にとっては、
脳出血や脳梗塞などの血管の病気のリスクが高くなります。
特に、冬場などの寒い季節には、
脱衣所で服を脱ぎ、寒い環境にさらされます。
そのあとで、熱い湯船に入ったときなどは、
急激に血圧が変動しやすく、
ヒートショックが起きやすいといえるでしょう。
日本にでは、年間約2万人の人が、
ヒートショックが原因で、
入浴中に急死したとされています。
そして、その大半が冬場に起きているということです。
また、サウナに入った後に水風呂に入ったりするのが好きな人もいますね。
熱いサウナで体を温めて、
たっぷり汗をかいたあとの水風呂は気持いいかもしれません。
しかし、これも体の血圧変動の点からみても好ましいことではありません。
この場合も。ヒートショックを起こしやすといえます。
このように、体の外部の環境温度が急に変化することで、
血圧も変動し、それが原因で命を落とすこともあります。
これまで熱いお湯に入ることが好きだった方は、
これからはぬるま湯にゆったりと浸かるように
入浴方法も変えてみたらいかがでしょうか。
ぬるま湯に浸かっている方が、
こころも穏やかになってくのではないでしょうか。
そして、人生も穏やかに楽しく過ごしてみてください。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
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